読書記録〜いのちの停車場
南杏子さんの『いのちの停車場』を読了。
本を読んでいる場所も時間も忘れ、涙が溢れました。
本を読んでいて思い出すのは、昨年の3月に亡くなった祖母のこと。
祖母は99歳で亡くなりました。
足腰は弱っていましたが、一昨年の12月までは認知症の症状もなかった祖母が、12月を境に
坂道を一気に転がっていくように、認知症の症状が進みました。
自宅では、両親、そして妹が祖母を見守ってくれました。
離れて住んで、月に1回程度介護に加わる私にとっては、両親や妹には頭が下がる思いでした。
祖母のためにみんな力を尽くしてくれて。
でも祖母が息を引き取った後、身近で介護してくれていた両親、妹から出るのは、「もっとこうしてあげれば
良かった」という後悔の言葉でした。
どこまでやっても後悔は残るんだと。
この本を読んで改めてそう感じました。